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TestRail活用術:テストケースをExcel/スプレッドシートからインポートする手順~インポートの実施編~

TestRailのテストケースのインポート

テスト管理ツール「TestRail」では、CSV、XML形式によるインポートに対応しています。既にExcelやスプレッドシートでテストケースを管理している場合は、それらのテストケースの資産をTestRailにインポートできます。テストケースが流用でき、TestRailを用いたテスト活動がすぐに始められます。Excel/スプレッドシートからインポートする場合はCSV形式のインポートを利用します。

インポートの流れ

インポートは以下の流れで行います。

  1. インポートの準備
    • TestRailのカスタムフィールドの作成
    • CSV形式への変換に伴うExcel/スプレッドシートの修正
  2. インポートの実施
    • ファイルの選択
    • オプションの指定
    • 値のマッピング
    • プレビューの確認とインポート実行

本記事では「2.インポートの実施」の具体的な操作について解説します。「1.インポートの準備」については以下の記事で扱っていますので、ご参照ください。

ファイルの選択

テストスイートとケース」タブで、インポートのアイコンをクリックし、「CSVインポート」を選択します。

ファイルを選択」より、インポート対象のCSVファイルを選択します。

問題なくアップロードできると、「CSVファイルが正常にアップロードされました。」と表示されます。

詳細オプションの指定

表示されているオプションの指定をします。

オプションの説明は以下の通りです。

フォーマットとマッピング「新規マッピングの設定」を選択すると、新しくマッピングの設定を行います。
「設定ファイルからマッピングをロード」を選択すると、既にマッピングしておいたファイルからマッピングの設定を読み込めます。
インポート先テストケースを追加するベースセクションまたはフォルダーです。
指定しない場合は、すべてのセクションが最上位レベルで追加されるか、CSVファイルでセクションが定義されていなければ、汎用的な「テストケース」セクションに追加されます。
ファイルエンコーディング日本語を含むテストケースをインポートする場合は、「UTF-8」を選択します。
CSV区切り文字一般的にはカンマ(,)を利用しますが、ユーザー設定で他の文字を指定している場合は、指定した文字を選択します。
開始行インポート対象が開始する行番号を指定します。列名等をヘッダーとして指定している場合は「ヘッダー行」のチェックを入れます。
テンプレートインポートされたテストケースに使用するケーステンプレートを選択します。

CSVファイルとTestRailの項目のマッピング

CSVファイルの列とTestRailのフィールドの紐づけをします。利用するテンプレートにより設定が異なります。

「テストケース(テキスト)」のテンプレートを利用する場合

行レイアウト」は「テストケースは単一行を使用する」を選択します。CSVの列名に対応するTestRailのフィールドを選択します。

フィールドの紐づけ後、値のマッピングも行います。CSVの値をTestRailではどの値にするか選択します。

「テストケース(手順)」のテンプレートを利用する場合

行レイアウト」は「テストケースは複数行を使用する」を選択します。「新規テストケースの検出に使用する列」で次のテストケースの行であることを判別するための列を選択します。例えば、下の図の右のCSVファイルをインポートする場合は、「タイトル」列で次のテストケースであることが判別できるので、「タイトル」列を指定します。

フィールドのマッピングと値のマッピング方法については、「テストケース(テキスト)」のテンプレートと同じです。

プレビューの確認とインポート実行

インポートのプレビューが表示されます。問題なければ「インポート」ボタンをクリックします。

正常に完了すると「正常インポート」と表示されます。

まとめ

Excel/スプレッドシートのテストケースをTestRailにインポートする操作について解説しました。簡単な操作でインポートできるのでぜひお試しください。

実際にTestRailの画面を確認したい方は、以下のページより公開デモサイトをご利用ください。

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