これはSimon Knightによるゲスト投稿です。Simon Knightは、テストリーダー、マネージャー、およびファシリテーターとして、さまざまな形態や規模のチームと協力して、優れたソフトウェアのデリバリーを支援しています。
以前の記事では、最高のテスターを見つけ、面接し、採用する(英語)ための方法について書きました。その中で、面接をするときは、台本に沿って行うべきだと提案しました。そうすれば、複数の候補の結果を比較する必要があるとき、少なくとも毎回同じ質問がされていることを保証できるからです。
そこでさらに役に立つよう、もう一歩進んで質問のリストも提供しようと思いました。最高の質問を厳選するため、テストコミュニティの優秀なリーダーにも声をかけ、そうして得た回答を以下に含めました。
応募者のウォーミングアップになる質問
面接を始めるとき、応募者が自分の一番良いところをアピールできる機会を1つでも多く与えるのがよいでしょう。以下の質問は、緊張をほぐし、後に続くより難しい質問に備えてウォーミングアップしてもらうのに役立ちます。
行動特性と性格をテストするための質問
素晴らしいテスターを雇うには、業務にふさわしいスキルを持っていることを確かめるだけではいけません。組織や一緒に働くチームにぴったりな人物であることが最も重要です。以下の質問は、長所と短所は何か、また価値観が一致するかどうかを判断するのに役立ちます。
応募者のテストスキルを判断するための質問
佳境に差し掛かってきました。ここにいるのはどんなテスターでしょうか?コーナーケースとエッジケースの違いを知っているでしょうか?テストとチェックを区別できるでしょうか?バイアスやモデルを理解し、世界観がアプローチや意思決定プロセスにどのように影響を与えるかを理解しているでしょうか?以下の質問で、応募者のテストに関するスキルセットを深く掘り下げて、テストのあらゆる問題を鈍器で打てばいい釘のように考えてはいないことを確認してください。
自動化スキルをはかる質問
これをお読みの方の多くが自動化スキルを求めていることは間違いないでしょう。しかし、テスト作業を自動化できるということは、正しいツール、言語、またはフレームワークを理解することだけにはとどまりません。それは、製品にとってのリスクがどこにあるのかを特定し、その後、知的で信頼性があり、繰り返し可能な自動テストを開発することによって、それらのリスクを正確に特定できるようにすることです。製品の開発とデリバリーの速度を落とすのではなく、スピードアップする助けになるようなテスターが望ましいでしょう。以下の質問を参考にして、十分な知識があるかどうかを判断してください。
学習と改善に対する意欲を評価するための質問
最後に、自己啓発に関する質問にまでたどり着いて、依然として答えに満足できるようなら、本命を見つけたのかもしれません!しかし、長期的にはどうでしょうか?応募者にとって、ソフトウェアテストは情熱の対象でしょうか、それとも単に ふさわしい仕事を見つけるまでのつなぎでしょうか?どのように学習しているのでしょうか、学び続けるモチベーションは何でしょうか?以下の質問で、テスターの役割に対する長期的な意欲を確認してください。
もちろん、あなたにはすでに定番の質問のセットがあるかもしれません。もしあるなら、ここで挙げた質問とどれくらい重なっていますか?このリストにない質問で、載っているべきだと思うものがありますか?また、上記の質問の中に役に立たないと思うものがあるなら、ぜひお聞かせください。役に立たないと思う理由は何でしょうか?かわりに何を入れますか?どうぞお知らせください!
(この記事は、開発元Gutock社の Blog 「25 Challenging Tester & QA Interview Questions」2015年11月17日の翻訳記事です。)